桜まつり/抱湖園(ほうこえん)

旧暦の元旦の朝に咲くことから「元朝桜」と呼ばれる少し濃いめのピンク色をした約60本の寒桜が抱湖園に咲きそろいます。

南房総市和田町は、全国的にも有名な花の産地で、その昔、間宮(まみや)七郎(しちろう)平(べい)という薬剤師が旧和田町に住んでおり、安房で初めて花づくりに成功しました。七郎平は、花づくりによって半農半漁の和田の人々の生活が救われることを何よりも願っていました。花づくりで成功した七郎平は、次に山を切り開き、花木を植えることを思い立ち、自ら鍬を持って花園の裏山の堰の周りを開墾し、「抱湖園」と名付けて花木を植えました。

寒桜(元朝桜)の開花時期には「桜まつり」が開催されます。元朝(がんちょう)桜(さくら)と梅が見頃を迎え、少し早いお花見を楽しむことができます。イベント初日の2月5日(日)には、琴の演奏や野点、模擬店も予定しています。

開催日

2月5日(日)~28日(火)

所在地

抱(ほう)湖(こ)園(えん)/南房総市和田町花園

交通

JR内房線和田浦駅から市営バスで「花園」下車徒歩10分