松山神社の神楽

松山神社の神楽は“里神楽”に分類され、毎年4月13日に松山神社神楽保存会の人々によって演じられています。

当日は、松山地区の共同館に保存会のメンバーが全員集まり、身を清めた後に先導(天狗)・古老・神官・楽師の順で神社まで沿道を練り歩き、本殿を1周した後に神楽殿に登ります。この後、神楽殿で3時間余りにわたって天狗(サルタヒコ)にはじまり、〆切(スサノウノミコト)まで十二座の神楽舞が演じられます。

  十二座は天狗・鈿女命(うずめのみこと)・三方(さんぼう)荒神(こうじん)・八幡様・榊葉・田之神・種蒔・食保之神・恵比須・春日大明神・乙女・〆切で構成され、このうち鈿女命・三方荒神・八幡様・榊葉・食保之神・春日大明神・〆切の7演目については謡がともなっています。楽師が用いる楽器には、太鼓・付太鼓・篠笛があり、この神楽は、全て男性が演じることとなっています。

  起源についての明確な資料はありませんが、鬼神面と呼ばれる面の裏に“奥羽中尊寺弟分淳也作之、慶長三年(1598)霜月十五日”とあることから、慶長年間には既に演じられていたとも考えられています。

日 時

4月13日(木) 13:00~16:00

会 場

松山神社/匝瑳市松山1127番地

交 通

JR総武本線八日市場駅からタクシーで約5分