【千葉みなと ジャズバー】
JAZZ&BAR clipper(クリッパー)

ブログ

あなたとJAZZとバーボンと 8

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こんばんは、船長です

この雑記のようなコーナーですが、意外と読んでくださっている方が
多いみたいで驚きました
プレッシャーを感じつつもいつも通り気ままに書かせていただきます

バレンタインデーも近いということで今日はバラードを
前面に押し出した名盤をひとつ。
と言えばジャズ好きな人ならすぐに分かるアレです。
ジョン・コルトレーン「バラッズ」。

名盤とバーボンのコラボみたいなことを言っておいて
コルトレーンがまだ登場しないことに憤慨されている方も
いたかもしれません。ごめんなさい。
大好きなだけにもったいぶってただけです。

このアルバムが出た頃のコルトレーンはすでに
フリージャズへの道を歩み始めていたのですが
レコード会社の意向で売れるアルバムをという要請があり
生まれた1枚なんですね。
いわば食っていくために作られたんです。
しかしその美しさたるやいまだにバラード系の他のアルバムの
追随を許さない完璧さ。
名盤とは意外な形で生まれるものなのかもしれません。

このアルバムを聴きながら素敵な女性と酌み交わしたい
バーボンといえば女性にも人気が高い
「メーカーズ・マーク」。
独特の蝋で固められたキャップは手作りで
二つと同じものはないというこだわりよう。
唯一無二の存在であるコルトレーンにぴったりです

こんな曲の似合う男になりたいと思いつつ
馬鹿話ばかりで今日も過ぎていく。あぁ悲しきアラフォー。

あなたとJAZZとバーボンと 6

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今日も寒いですね
暦の上では明日から春ですが、まだまだ寒い日が続きそうです。

冬の名盤。
いろいろありますが現実に真冬に録音された伝説を今日は
紹介します。
名義はアート・ブレーキー。
「A NIGHT AT BIRDLAND」。 
外は雪が舞う夜のバードランドで録音されたライブです

ビバップの曲芸的な演奏能力を競うような流れに
限界を迎え始めていたジャズに新しい夜明けを高らかに宣言した
ライブアルバム。
楽曲としての深みをジャズに与えた演奏は
ハードバップと後に呼ばれます。
このアルバムこそ「ハードバップ誕生」の瞬間といわれています。

ジャズクラブBIRDLANDでのライブレコーディング。
専属司会のピーウィーによる訛り丸出しの紹介に始まる
この夜の演奏は確かに現在の「ジャズ」の雛形のような
名演の数々。
この数年後事故死するクリフォード・ブラウンが
「New Trampet Sensation」と紹介されているのが感慨深い。

アルバムリーダーの名義になっているアート・ブレーキーは
ジャズ好きなら知らない人間はいない名ドラマー。
後にジャズ・メッセンジャーズというコンボを組み
彼の元から何人ものジャズスターが巣立っていきました。
ブレーキーのバンドに入れればジャズスターの約束がされたような
いわば登竜門のような存在

その伝説の始まりがこのバードランドでの記録なんです。
モダンジャズの原型が詰まったこのライブに合うバーボンは
なんといっても「ヘブンヒル オールドスタイル」。
アメリカで作られているバーボンの8割がたは
このヘブンヒルが原酒になっています。
モダンジャズの原酒ともいえるアート・ブレーキーに
これほど似合うバーボンはないでしょう。 

何を隠そうclipper号でお出ししているハイボールは
このヘブンヒルを使っているんです。
バーボンをベースにしたハイボールを飲りながら
ジャズの生演奏に耳を傾けてみるのはいかがでしょう

あなたとJAZZとバーボンと 5

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雪ですね
久々に銀世界を見た気がします。
こんな夜は渋~いジャズが聞きたいですね。

ということで今回はマイルスを取り上げます。
定番ですがマイルスの一番売れた、というより今でも売れ続けている
アルバム・名盤といえばやはり
「カインド・オブ・ブルー」でしょう。

最初僕はこのマイルスという男が嫌いでした。
なんとも鼻持ちならない気取った態度。
レジェンドだかなんだか知らんがいけ好かない男。
そう見てました。
しかし彼のアルバムをいくつか聞いていくうちに
彼ほどジャズという音楽を真剣に追求し続けた男はいないということに
気づかされ今ではベタなマイルスファンであります

パーカーに弟子入りし、ビバップの寵児として脚光を現した
マイルスはハードバップのスターとなりますが
そこに限界を感じた彼はモードといわれる手法に移行します。
簡単にいうとコード進行に制約されない、
メロディがいきたいほうに向かうスタイル。
それを体現したのが「カインド・オブ・ブルー」でした。

いま聞けばジャズの典型のような曲ばかりですが
当時は革命的な手法だったこのアルバム、
全世界で最も売れたジャズアルバムとなっています。
都会的な香り漂わせる「いわゆるジャズ」。
バーカウンターの片隅に次元大介が飲んでそうな雰囲気ですね

そんなダンディズム溢れるアルバムにはやはり
「I.W.ハーパー」でしょう。
シルクハットの紳士がトレードマークのハーパーは
やはりオン・ザ・ロックがお薦め。
マイルスのじわりじわりと攻めてくるトランペットに身を委ね
じっくり味わいたいバーボンです。

ふと思いました

当クリッパー号にも出演してくださっている
ドラマーの小椋正幸さんのブログを拝見していて気づいたことがあります。

千葉・稲毛エリアには有名な老舗ジャズスポットがあります。
CANDYさん、そしてCOLTRANEさんです
どちらも素敵なママさんが経営されている
ジャズ好きな千葉人なら知らない人はいないほどの
素晴らしい店舗です

小椋さんの拠点とされているジャズクラブの名前が
列記されているのを見て、「あ」と思いました。

この2大スポットに共通する頭文字が「C」なんですね。
そうなんです。
新参者のclipperも「C」で始まるんです。

なんだか不思議なご縁を感じてしまいました。
おこがましいことを言わせていただくなら
千葉の3Cジャズスポットのひとつになれたらいいなぁ、と。

素敵な先輩方のご指導をいただきながら
もっと頑張ろうと思う今日でした

あなたとジャズとバーボンと 4

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こんにちは、船長です

例のコーナーの4回目です。
名盤あまたあれど恐らく日本において
確実に名盤ベスト3に挙げられるものはだいたい決まってます。
いずれ登場願うソニー・クラークの「クール・ストラッティン」
マイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」
そして今回の主役、
ソニー・ロリンズ「サキスフォン・コロッサス」

マイルスに見出されコルトレーンの後を継ぐテナーのスターを
約束された男。
当然数々の伝説が彼にもつきまとうのですが
ロリンズ当人はといえば常に飄々と豪快にブローし続けてきました。
 (一時お決まりのドラッグが原因で半引退時期もありましたが。)

「サキコロ」以外にも「テナー・マッドネス」や「ニュークス・タイム」など幾つもの傑作を残している彼の特徴は
なんといってもその分かりやすさ。
最もポップなジャズマンといってもいいのではないでしょうか

恐らくサキコロの1曲目セント・トーマスのフレーズは
ジャズに興味がない方でもどこかで耳にしていると思います。
マックス・ローチによるカリプソ風のドラムに導かれて
いつものように軽快に鳴らされるテナー。
確かにこの1曲で名盤の仲間入りは約束されたも同然かもしれません。

肩肘張らずに楽しめるジャズの名盤サキコロ。
これに合うバーボンはやはりポップな「アーリー・タイムズ」。
微かなキャラメル風味は最も飲みやすいバーボンといってよく、
初心者にお薦め。女性にも人気が高いです 

今年生誕150年を迎えるアーリー。
今後もポップなバーボンとして飲み継がれることでしょう。

あなたとジャズとバーボンと 3

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こんばんは。
不甲斐なさでは誰にも負けないclipper船長が
お届けするこのコーナーも晴れて3回目
本日お届けする名盤はArt Pepperの
「Meets The Rhythm Section」。

アート・ペッパーといえばジャズ界の3大ドラッグ患者の一人。
まぁとにかくだらしない人で退廃的な人生を歩んだお方。
下手に二枚目だからきっと女にもだらしなかったんでしょう。
しかし音楽の世界とは不思議というかずるいというか、
そういう輩が光ってしまうものなんですね 

個人的にはModern Artという作品のほうが
彼の闇の部分が見えて好きなんですが、一般的には
このミーツ・ザ~が名盤と語り継がれてます。

西海岸のジャズ代表格でもあったアートが
当時遠征でウエストコーストに来ていたマイルス・デイビスの
バックバンドと行ったレコーディングがこれ。
バックバンドといっても
レッド・ガーランド、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー
というジャズ界のレジェンドたち。
おそらくドラッグでハイになったアートが想像できます。

しかしアルバム全体を通して広がるアンニュイな雰囲気は
どうでしょう。
やはりアートには「翳り」が切っても切れない。
言ってみれば待ち望んだメンバーとの共演にも関わらず
何かを求め、求めすぎるあまり内に籠もるとでもいうのでしょうか。
彼特有の暗~いアルトが響きます。
自分自身へのやるせなさ、しょっぱい感じが
かえってこのアルバムを長きに渡りジャズファンを惹きつけて
やまないのかもしれませんね。

理想を求めすぎる故の自己嫌悪のような苦々しさに
ぴったりのバーボンは「オールド・エズラ7年」
バーボン特有のセメダイン風味の陰に微かな塩味。
俺は俺さ、と粋がってみた後の苦々しさ。 
アートの音色にはこれしかない。 

ということで、
本日も皆様のお越しを明る~くお待ちしております

あなたとジャズとバーボンと 1

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皆さん、こんばんは、船長です。

clipper号ではバーボンが一番のおすすめメニューなのですが
(というより僕が大好きなんですが
あるところで僕が書いた「バーボンとジャズ名盤のマリアージュ」
という気ままなコラム?がありまして
我が船のイケ面がラブ千葉にも載せましょうと助言してくれたことで
転載させていただきます。
ほんとに私的意見なのでご愛嬌と思ってくだされば幸いです。

記念すべき第1回は、僕が一番好きなアルバム、
Hank Mobleyの「Soul Station」です。
実は初めて聞いたのはまだ1年前ぐらいのことなんです。
が、それから少なく見積もっても100回は聞いてます。
店でもヘビーローテーション。
もう1曲目の音の出だしを聞いただけでいちころです。
モダンジャズとはこういうものだというお手本のような作品。
この時代のブルーノートのドラムといえば
フィリージョーがほとんど務めているのですが
ここではあのアート・ブレイキーが叩いてます。
しかもあの「俺がブレイキーだ」ばりの主張はゼロ。
いたって曲を引き立たせるバッキングに驚きます。

このハンク・モブレーという人。
なぜか日本では「愛すべきB級」という形容をされてます。
ジャズ好きの人の中にはジャズの難解さを自分は分かっているという
ことを自慢したがる馬鹿どもが多いので、
モブレーの分かりやすいメロディ・フレーズをB級と片付けたがるのでしょう。
(しかし、あの「リカード・ボサノバ」を聞いて心躍らないジャズ
ファンがいるのか見てみたいものですが。)

というわけで、
実にジャズという音楽を分かりやすく表現していながら
B級的レッテルを貼られ、それでも寡黙に一般人に
ジャズの魅力を伝え続けたモブレーの代表作
「Soul Station」にぴったり合うバーボンは
エヴァン・ウイリアムズしかありません。

元祖バーボンと言われながら(一説ではエライジャクレイグが元祖)、
アメリカでは安酒扱い、そうですねぇ、日本でいえば
「鬼ごろし」や「いいちこ」なんかと同じ扱いですかね。
しかし、エヴァンほどバーボンという酒の本質を伝えるものは
ありません。
エヴァンが口に合わなければバーボンはあなたに合わないと
思ってもいいでしょう。

補足ですが、僕、実は「愛すべきB級」という表現は
嫌いではありません。
非の打ち所がない美人より、ちょっと欠点があったり、
何か足りない女性のほうが魅力的だったりしますもんね。 

それではまたお会いしましょう

あなたとジャズとバーボンと 2

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こんばんは、船長です 

「あなたとジャズとバーボンと」
早速第2回です。
今日ご紹介する名盤はDexter Gordonの
「GO」です。 

デクスターといえば、40年代から活躍していたにも関わらず
ドラッグで一時期引退していたテナー奏者。
それが60年代にブルーノートで第2期黄金時代を築き上げた
いわば再生型レジェンドですね。
映画「ラウンド・ミッドナイト」では俳優としても
素晴らしい演技を見せてくれました。

彼も前回のモブレー同様、分かりやすいジャズを
演奏し続けた愛すべきB級の部類かもしれません。
しかし、モダンジャズ黎明期から活動していただけあって
否が応にも重みがあります。
酸いも甘いも味わいつくしたベテランだからこそ出せる
遊び心。アルバム最後の曲などは、ニンマリしちゃうような
遊びが溢れてます

そんな、永遠の少年のようなデックにぴったりくるのは
オールド・グランダッド。
飲みやすく、それでいて深い味わいがあるこのバーボンは
僕の最近のお気に入りです。 

琥珀色の魔力に誘われてデックの味わい深いテナーに
耳を傾けてみる夜長というのも乙なものですよ

KIND OF BLUE

こんばんは。船長です。

暇です・・・。

正月が明けて、皆さんお財布の紐も固くなる時期ですものね。
それにしても去年から今年にかけて
飲食業界は天中殺といっていい感じですね~。
戦後最大の不況、そこに輪をかけての「いえなか」ブーム。
いったいどうなっていくんでしょうね~。

しかし!
ここでブルーになっていても何にも始まりません。
明るく、笑顔で、我々はお客様のお越しをお待ちしております

家で飲むのも安上がりでいいですけど
ときには家にはない雰囲気で飲んでみるのも悪くないですよ。

clipper号のメニューは今年もワンコイン500円です
もちろん席料・お通しなど一切なし。
お気軽に一杯やりに来て下さいね。

みんなで日本を明るくしていきましょう!!
お酒と音楽で我々もこの閉塞感を打破していきます!
Music Scene,Make You Smile

ありがとうございます

皆さん、こんばんは。
船長です。

今年もいよいよあと1日で終わりますね。
不況のどん底と言われたこの1年。
皆様にとってはどんな年でしたか。

私にとっては本当に意義深い1年でした。
6月に店舗をオープンしたときには
「なにもこんな時に始めなくても」
というお声も頂きました。

しかし、そう言われると
「よっしゃ、やったろうやないけ~」
となってしまう性分でして・・・。

確かに苦戦は強いられました

それでもどうにか無事年を越せるのは
ひとえにご来店くださるお客様を始め、関係者各位、
すべての皆様のおかげと心より感謝申し上げます。

私がこの店を始めて本当によかったと思ったこと。
それは、この1年で実に多くの素晴らしい方達に出会えたことです。
これまでも自分は人に恵まれていると思ってきましたが、
とりわけ今年は本当に自分は
人に支えられているのだなと実感いたしました。

clipper号に関わるすべての皆様、
本当にありがとうございます!
皆様のご期待やご支援に応えるべく
来年はさらに前へ前へ進みたいと思います。

それでは、
皆様にとりまして来年が素晴らしい1年であることを願い
今年1年の御礼と代えさせていただきます。

よいお年を!!