中島の梵天立て(木更津市)

毎年1月初旬早朝、中島区の若衆たちが掛け声も勇ましく厳寒の海へ飛び込んで、長さ5mあまりの竹の先に御幣をつけた「梵天」を海中に立てるという勇壮な行事です。海岸では行人ぎょうにんたちが般若心経を唱え、五穀豊穣・浜大漁などを祈願します。江戸時代の元禄年間に、ふりかかった災いを出羽三山信仰によるご利益で解決したことから始まったと伝えられており、この年に成人を迎える若者が中心となる一種の成人儀礼として、300年以上続いてきた民俗行事です。

日時:1月11日(土)  7:00頃(日の出の時間にあわせて実施)
場所:中島海岸(金田さざなみ公園近く)/木更津市中島
交通:JR内房線巌根駅から車で約15