上総十二社祭り/玉前神社~釣ヶ崎海岸(一宮町)

 「上総の裸まつり」とも称される「上総十二社祭り」は、一説によると、大同2年(807)創始といわれ、1200年以上の歴史と伝統を誇る房総最古の浜降り神事で、県の有形文化財に指定されています。
 九十九里海岸の南端、古くは玉之浦海岸と呼ばれた釣ヶ崎海岸に、同社御祭神・玉依姫命に縁のある一族の神々が再会する神輿神幸祭で、2,500人の男衆が神輿を担ぎ出し、玉前神社の神馬を始め、騎馬と大宮・若宮の2基の神輿が、各社それぞれに九十九里の大海原を背に渚を疾走し、10基余りの神輿が集結する光景は圧巻です。
 毎年9月10日には、鵜草葺不合尊が鵜羽神社から神輿に乗って、玉前神社の玉依姫を訪ね、1年に1度の逢瀬の契りを結ぶ神事が執り行われ、続いて生まれた神々を鵜羽神社の井戸に流す神事も行われます。
 13日には、例祭が古式ゆかしく厳かに行われ、伝承される物語にあるように九十九里浜の釣ヶ畸海岸に神々が集うという壮大な物語の神輿神幸祭が行われています。

口 開催日:9月10日(木)・12日(土)~13日(日)
口 内 容:【10日】鵜羽神社御迎祭
      【12日】18:00 宵宮祭
      【13日】10:00 例祭
          13:00 神輿発輿祭
          13:45 三之宮神社お迎え祭
          15:00 釣ヶ崎海岸神輿集結
          19:30 神輿還御祭
口 会 場:玉前神社~釣ヶ畸海岸/長生郡一宮町一宮3048
口 交 通:JR外房線上総一ノ宮駅下車徒歩7分
口 間合先:TEL(0475)42-2711 十二社まつり保存会(玉前神社内)