LOVE CHIBA
ラブ千葉のお仕事
gris souris 飯島 里奈さん
「居心地のいい空間と好きなモノに囲まれるお店」
gris sourisオーナー(稲毛)
飯島 里奈さん
1男とご主人様の3人家族
https://lovechiba.jp/blog/gris/gris/
http://gris-souris.net/
■10代のころから考えていた夢をかたちに
10代のころから「いつかやりたい」と思っていたお店。それは、結婚してからも、子供が大きくなってから、そう50代ぐらいにと思っていた飯島さん。そんな彼女がお店を出すに至るまでの話を聞いてみました。
「なんとなく思い描いてはいました。そんな時、周りの友人たちが次々にお店をOPEN。そんな“いつか”が少し現実的になったかと思います」と、物件を探し始めたそう。でも、なかなか、自分に想像をカタチにする物件と出会えず、また、実際「今の私には無理かな」と思い、断念した時もありました。
■人のお店を手伝って思えたこと
それから、お店を移転するという方を少しの間手伝っていた時、「自分の描いているイメージ、色が確かなものになったんです」と、振り返る。そのお店、お店で個性が出る。それは、「私なら…」と思うたびにやりたいことがはっきりしてきたという。
■物件さがし
物件は前からは探してはいた飯島さん。「日中、(物件さがしに)と自転車でウロウロしてたんですよ(笑)」とあどけなく答えてくれた。「でも、不動産屋を何軒も周りましたが、私が主婦で女性ひとりだからと、物件さえ紹介してくれないところもありました」と、女性が物件を借りる難しさを話してくれた。そんな時、同じ年のころの不動産の担当者に出会えた時、じっくりとコンセプトを話し、「私は、雑貨とかよくわからないんだけれど、近所にそんな素敵なお店ができたら嬉しいし、それ以上に、話を聞いてるだけでワクワクしてきました。一緒に物件探し、頑張りましょう!!」と言ってもらえ、大家さんにも恵まれ無事、物件を予算内で借りれたそうです。
■家族の応援
無事物件も見つかり、旦那様に物件をみてもらったのですが、「今まで、いつかはやりたいと思っている夢を主人には話していましたが、無理だよ。と、言われていました。でも今回は自信があるのと言ったときは、もう何を言っても無駄かなって思ったみたいです(笑)」
と、飯島さんの性格を誰よりもよく知る旦那様はOKを出したそうです。そして、お子さんが当時、小学4年生ということもあり、具合が悪くなった時に預かってもらえる先と言ったら飯島さんのご実家なので、ご実家のお母さんにもお店をみてもらい話をしたそうです。「でも、お店を持つ前は子供が一人っ子ということもあり、何でも手を差し伸べていましたが、今では、ママはお仕事をしているからと、いろいろと手伝ってくれるんです」と、子供の成長にとっても良かったと話す。今では、旦那様と息子さんが「ママは夢のために頑張っているから」と、協力体制なのもありがたい。
■自分にあったお店でゆっくりと歩く
物件を見つけ、次は内装となるが、「その方のセンスはわかっていたので、コンセプトを話し形にしてもらいました」と、今の店の完成度は自分が想像していた以上だそう。なかなか、自分のコンセプトは伝わらない時もあるが、それを形にしてくれる内装業者がいて今があるという。でも、この予算しかないんですと話すと、「やってみましょう」と言ってくれ、「ここは自分でできるかな?」とペンキ塗りをしたというから驚き。「自宅も、主人がペンキを塗ったりするので、どの色のどのペンキを塗るかも決まっていました。」
そして、物件を契約してから2か月でお店が完成したのですが、「予算の関係」でお店の中の商品は本当に少なかったと話す。「昔はよく来ていただいたお客様に、もっと品を増やしたどう?と言われましたが、商品に回せる予算がなくて。」と、当面、売り上げをすべて商品に注ぎ、それから徐々に品を増やし、「今度は洋服を入れたい」とか、だんだんと好きなものを増やしていったそうです。お店を始めようとすると、身の丈以上にやってしまうこともありますが堅実にお店を育てていっているようでした。
■夢がかなった1年
お店も順調にお客様も増え、品も増え、いい出会いがあればイベントなども開催したりと多忙な毎日を過ごしているが、「今年、フランスに買い付けにも行ってきて」と、1週間アパートメントに寝泊まりし刺激を受けてきたそうです。「一人の力ではなく、いろんな助けがあった」と話す飯島さんは、とても笑顔が素敵な方。そんな方が「自分が使っていいもの」だけをお店に置き、「毎日、好きなものに囲まれて過ごすことは、とても幸せなことです」というだけあって、お店にはいい空気が流れてました。
千葉市稲毛区稲毛台町12-12