中島の梵天立て/中島海岸(木更津市)

 毎年1月7日早朝、中島区の若衆たちが掛け声も勇ましく厳寒の海へ飛び込んで、5m余りの竹の先に御幣をつけた「梵天」を海中にてるという勇壮な行事です。この間、海岸では、行人たちが般若心経を唱え、五穀豊穣・浜大漁などを祈願します。江戸時代の元禄年間に、ふりかかった災難を出羽三山信仰によるご利益で解決したことから始まったと伝えられており、この年に成人を迎える若者が中心となる一種の成人儀礼として、300年以上続いてきた民俗行事です。

口 開催日:1月7日(木)早朝
口 会 場:中島海岸(金田さざなみ公園近く)/木更津市中島
口 交 通:JR内房線巌根駅からタクシー15分
口 問合先:TEL(0438)22-7711 木更津市観光協会