イベント

中島の梵天立(ぼんてんた)て/中島海岸(木更津市)

毎年1月初旬早朝、中島区の若衆たちが掛け声も勇ましく厳寒の海へ飛び込んで、長さ5mあまりの竹の先に御幣をつけた「梵天」を海中に立てるという勇壮な行事です。海岸では行人(ぎょうにん)たちが般若心経を唱え、五穀豊穣・浜大漁などを祈願します。江戸時代の元禄年間に、ふりかかった災いを出羽三山信仰によるご利益で解決したことから始まったと伝えられており、この年に成人を迎える若者が中心となる一種の成人儀礼として、300年以上続いてきた民俗行事です。

日時

1月7日(日)  7:00頃(日の出の時間にあわせて実施)

場所

中島海岸(金田さざなみ公園近く)/木更津市中島

交通

JR内房線巌根駅からタクシー15分

高塚不動尊の大祭/高塚不動尊

毎年1月28日に開催される高塚不動尊の大祭です。
昔は、高塚山の山頂に本堂があり、近郷近在から多くの人が険しい山道を登って参拝し、海上安全・商売繁盛・家内安全の祈願をしました。
現在の本堂は、山頂にはなく、ふもとの大聖院(だいしょういん)の近くに遷されています。なお高塚山は、貴重な自然景観を保持していることから、千葉県自然環境保全地域に指定されています。

日時

1月28日(日)   9:00~18:00頃

場所

高塚不動尊/南房総市千倉町大川817

交通

JR内房線千倉駅から館山日東バス安房白浜行き「千田」下車、徒歩5分

だるま薬師大祭/沼蓮(じゅうれん)寺

沼蓮寺は、真言宗智山派総本山智積院末で、本尊は地蔵菩薩です。
山門をくぐり石段を登ると薬師堂があり、薬師如来・聖観音菩薩・十二神将などが祀られています。
毎年、正月の大祭は、交通安全・家内繁栄・合格祈願など“だるま薬師”として多くの参詣者で賑わいます。

日時

1月6日(土)~7日(日)   9:00~15:00

場所

沼蓮寺/南房総市和田町沼763

交通

JR内房線南三原駅下車、徒歩約15分

鯛供養弁天祭/妙蓮寺(みょうれんじ)・鯛の浦(鴨川市)

毎年1月18日に妙蓮寺に集まり、読経の後、妙蓮寺から列をつくって鯛の浦に行きます。

僧侶と参列者とで、海の安全と招福万来を祈願します。日蓮聖人の化身とされる鯛の浦のタイを供養する小湊ならではの珍しい行事です。

日時

1月18日(木)  8:30~10:30

場所

妙蓮寺(鴨川市小湊129番地)・鯛の浦(鴨川市小湊183番地8 )

交通

JR外房線安房小湊駅から徒歩20分 

問合先

TEL 04(7095)2318 小湊妙の浦遊覧船協業組合

URL

http://www.tainoura.jp/

小塚大師初大祭

815年に弘法大師が開祖となり創建された厄除けの名刹として、毎年数万人の人で賑わいます。20日(土)の14時から護摩がたかれ、21日(日)の0時に大護摩が、その後9時から18時30分まで護摩がたかれます。植木や食べ物の露店も立ち並び、年々参拝者も増えています。

期間

1月20日(土)~21日(日)

場所

小塚大師遍智院/館山市大神宮2161

交通

JR内房線館山駅からJRバス神戸経由安房白浜行「犬石」下車徒歩30分
※館山駅から臨時バスが運行(1月21日のみ)

URL

http://kodukadaishi.jp/index.html

湯立神事(ゆだてしんじ)

海上安全・大漁祈願の神事で、「シオマツリ」とも呼ばれ、館山市の無形民俗文化財に指定されています。神前での祭典後、境内にある直径約60㎝の大釜に煮立ったお湯を、白装束の神官役が笹で周囲の人たちに振りかけます。

この湯を浴びると厄払いになることから、人々は競って釜の周囲に集まり、振りかける人もずぶぬれになるほど遠くへ湯気を飛ばします。
終了後は、各自手にしたタオルなどを釜の湯に浸し、持ち帰って家族の体を拭いて無病息災を祈ります。

期日

1月7日(日)

場所

厳島神社/館山市西川名1315

交通

JR内房線館山駅からJRバス坂田経由伊戸行「芝台」下車徒歩4分

御神的神事

古式ゆかしい「おびしゃ(お歩射)」の神事。社前に据えられたヤタガラスの的めがけて12本(うるう年は13本)の矢を放ち、その年の豊凶を占います。放たれた矢を拾った者は福を手にすると信じられているため、矢を手に入れようと大勢の人がつめかけます。神事は1月4日の朝から始まります。実際に矢を放つのは正午に近い時刻です。

期日

1月4日(木)

場所

貴船神社/東金市山田295

交通

JR東金線東金駅から千葉フラワーバス「山田坂下」下車徒歩10分

金原の大篝(おおかがり)

毎年成人の日の未明から、三社神社で行われます。この大篝は、前日の午後から当番の人々の手で準備され、松薪や青竹などが円錐系に積み上げられます。
 社殿で儀式の後、大篝(高さ約6m、周囲約15m)に火が入り、参拝の人も集まり、篝火を囲み御神酒が振る舞われます。
 大篝火は、赤々と燃え上がり、時折青竹が勢いよくはじけ、まさに悪疫を払う炎の神事です。

日時

1月8日(月・祝) 6:00~

場所

匝瑳市金原275番地

交通

東関東自動車道成田ICから国道296号経由約30分

小高のはだか参り

毎年、成人の日の前夜に行われる真冬の水ごり行事です。
妙長寺の門前に集まった下帯1本の若者達は、冷水で身を清めた後、駆け足で約500m離れた八坂神社まで行き、無病息災・家内安全・五穀豊穣を祈願します。

日時

1月7日(日) 22:00~23:30

場所

妙長寺~八坂神社/匝瑳市小高

交通

JR総武本線八日市場駅からタクシー15分

西宮神社例大祭(とがらしごぼう)

 西宮神社のご祭神事代主命(おえびすさま)の御神徳は、「笑顔で大きな鯛をかかえているお姿のように、人の生活には常に笑顔と我慢が大切である。仕事も商売でも、人に接するときは常に笑顔と忍耐を忘れなければ、仕事もでき、世の中も明るくすることができるであろう」という教えです。

  この教えに従い、春の大祭(1月18日)の寒い季節に、栄養価の高い食べ物をつくり、「怒って(とがって)はならない」という教え(御法)の言葉から「とがらしごぼう」と名づけ、これを神前に供え、かつ氏子や参拝者にも配布・販売しています。


 「とがらしごぼう」は、日本独特の栄養食品といわれている味噌、血行をよくして体を温めるカプサイシンという成分をもつ唐辛子、整腸のはたらきを持つ牛蒡、ほかに数種の味付け材料を入れて混ぜ合わせた寒い季節にぴったりの食べ物で、早朝にも関わらず多くの人が「とがらしごぼう」を求めて参拝します。

日時

1月18日(木) 5:00~

場所

旭市ロの1381-1

交通

電車:JR総武本線旭駅から徒歩10分
車  :千葉東金道路から銚子連絡道を経由し、終点横芝光ICから約30分