市川の喫茶店
先日、市川にある喫茶店「麻生珈琲店」へ。昔ながらが好きで、仕事の合間に検索したところ、こちらにたどり着きました。
市川駅から歩いて6〜7分ほど。
たくさんの書物と、カップが飾られた店内。落ち着きます。
メニューをいろいろ見ていて目に止まったティーリキュールを注文。そして自家製のスコーンもとても美味しそうだったので、こちらも。
ラム酒に漬けた自家製のリキュールだそうです。独特の味わいは私好み。
コーヒーのタイプもありますが、こちらもまた美味しい!
スコーンとの相性も良く、ゆっくりとした時間が流れる店内でお店のスタッフの方との話もあり楽しませていただきました。また、なんと偶然にも、以前お話を伺ったことのある『里帰りカップ資料館』の麻生さんのお店で、スタッフはその息子さんでした。
里帰りカップ資料館にあるたくさんのカップたちは江戸中期より日本で作られた伊万里などの陶磁器で、オーナーの麻生さんが40年以上かけて収集してきたものが展示されています。
「江戸時代からコーヒーは日本でも飲まれていたんですね」と聞くと、もちろん当時はそれなりの身分の方のみであり、また今みたいにフィルターもなかったとも言ってました。
どんな味わいだったのか?とても気になりながら、3000点以上海外に輸出されたカップを日本に戻し、そして、それ以上あるだろうまだ見ぬカップたち。
そして、「父はこんな本も書いたんです」と見せてくれた書物は、フォリピンで帰国しなかった日本兵が作るコーヒー豆があると聞き探しに行く話。そして、そんな本を読ませていただきながら、希少なフォリピンのコーヒーもいただき、贅沢な時間を過ごさせていただきました。
移り変わりの激しい中、何十年の歳月を過ごし、今も変わらずそこにあり続けれるのは、それなりの魅力があるからだと思うのですが、それを感じられる「昔ながら」が好きというより、興味深く感じているのかもしれません。